2016.9.20

失礼なくお供え物を贈るために知っておきたい「のし紙」のマナー

カテゴリー:お供え、のし
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のし紙付きのお供え物

通夜・葬儀や法事など弔事のお供え物に、どの「のし紙」をかけたらいいかの判断は難しいですよね。

そもそものし紙は何のためにかけるのか、お供え物にはどの色の水引のものを選べばいいのか、よくわかっていない方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、お供え物にのし紙をかける理由から使い方のマナーまで、お供え物とのし紙のマナーについて解説します!

一緒に喜ばれるお供え物選びのポイントも紹介していますので、これさえ読めば品物選びから包み方まで、お供え物の準備で悩むことはなくなりますよ。

胡蝶蘭ならアロンアロン
目次

お供えの「のし紙」の基本を知る

まずは、「のし紙」がどんなものか、そしてお供え物にかける「のし紙」が何のためのものかを理解しましょう。

「のし紙」とは?


慶事用と弔事用のし紙 「のし紙」とは、かけ紙に「のし」「水引」「表書き」を印刷した紙のことで、贈答品を包むときに使われます。

ただし、かけ紙の右上に印刷される「のし」(画像参照)はお祝い事にしか使用しないため、お葬式や法事のお供えの品物には「のし」の印刷がないかけ紙が使われます。

このように「のし」の印刷がなく、弔事用の水引や表書きだけが印刷された画像右側のようなかけ紙のことを「弔事用のし紙」と呼びます。

お供え物の「のし紙」はあなたの故人への敬意を表すもの

のし紙は、贈り主から相手に対し礼を尽くす姿勢を表すものとして、贈答品の包装に使われます。

お供え物に弔事用のし紙をかけるのは、あなたからの故人への敬意と遺族へのいたわりの気持ちを表すためです。

お供え物の「のし紙」の選び方&かけ方のマナー

お供え物の「のし紙」が何のためのものか理解したら、次はお供え物にかけるのし紙の基本マナーを見ていきましょう。

用途別に水引の色や表書きの書き方、知っておきたいかけ方のポイントまで紹介します。

水引と表書き

黒白と黄白の水引 比較

通夜・葬儀や法事のお供え物には、画像のような「結び切り」という結び方の水引が印刷された弔事用のし紙をかけます。

「結び切り」は一度結ぶとほどけない結び方で、弔事や結婚など、一度きりで繰り返したくない出来事に対しての贈答品に使われます。

水引の色と表書きは、お供えのシーンによって以下のように使い分けます。

通夜・葬儀 法事 お盆
表書き 「御供」「御供物」
「御霊前」など
「御供」「御供物」
「御仏前」など
「御供」「御供物」
「御仏前」など
水引の色 全国的に黒白 黒白、黄白、双銀(青白)
全国的に黄白(青白)

※「青白」の水引は昔は仏事によく使われていましたが、最近では一部地域を除き使われることは少なくなってきています。
※表書きの文字と名前は、通夜・葬儀では薄墨、その他の法事などでは通常の濃さの筆文字が好まれる傾向があります。

《地域による風習の違いに注意!》
通夜・葬儀では全国的に黒白の水引が使われますが、法事用のお供え物の水引の色は地域によって差があります。

例えば、関西では一般的に四十九日法要から黄白の水引を使用することが多いですが、関東では一周忌までは黒白を使い、黄白は三周忌以降でないと使ってはいけないとされています。

のし紙の水引や表書きのことがわからなくて困ったら、お供えを渡す相手が住む地域の風習に詳しい人や、葬儀社に相談してから手配しましょう。

お供え物には「内のし」?「外のし」?

のし紙のかけ方には、「内のし」と「外のし」の2種類があります。

内のし ・包装紙の中、箱に直接のし紙をかける包み方
・式典に出席せず、お供えのみ送る場合はこのかけ方をすることが多い
外のし ・包装紙の外側にのし紙をかける包み方
・式典に出席しお供えを直接手渡しする場合はこのかけ方をすることが多い

のし紙のかけ方に厳密な決まりはなく、どちらのかけ方もマナー違反にはなりません。

ただ、たくさんのお供え物が並ぶ通夜・葬儀式や法事では、ひと目で誰からの物かわかるように「外のし」が使われやすい傾向があります。

お店の人にどちらのかけ方にするか聞かれて迷ったら、参考にしてくださいね。

ルールに注意!お供えの選び方

仏壇へのお供え物 イメージ

お供え物の用途別に、どんなのし紙を用意すればいいのかイメージはできましたか?

包み方のマナーをマスターしたところで、最後に用途別の相場目安から喜ばれるお供え物の条件まで、お供え物の選び方のポイントを紹介します。

用途別のお供え物の一般的な相場目安

通夜・葬儀のお供え物なら5千円~1万円、法事のお供え物なら3千円~1万円を目安に考えましょう。

喜ばれるお供え物の条件3つ

消えものを選ぶ
お供え物は食べ物や飲み物をはじめ、線香やろうそくなどの消えもの(消費されてなくなるもの)がよいとされます。

分けやすく、日持ちのするものを選ぶ
食べ物や飲み物なら個包装で、常温で日持ちのするものが便利です。

焼き菓子やせんべい、羊かんや小さい容量のジュースなどが、お供えしたあとにみんなでお下がりとして分けやすいので喜ばれます。

故人が好きだったものを選ぶ
故人が好きだったお酒やお菓子、果物などをお供えとして持って行くのも遺族に喜ばれます。
また、花なら故人の好きだった色や種類の花を入れたフラワーアレンジメントがおすすめです。

《通夜・葬儀では葬儀社を通して注文するのもアリ!》
通夜や葬儀式のためのお供え物は、担当の葬儀社が注文を受け付けている場合があります。

この場合は葬儀社に供物を注文すれば、式に間に合うように手配してくれます。

《ここに注意!》
以下の3つはお供え物としてはふさわしくありませんので、避けるようにしてください。
・肉や魚など殺生につながるもの
・バラなど棘のある花
・濃色で派手な色の花


「物」ではなく「現金」をお供えすることも


現金のお供え イメージ

お供えとして現金、または物と現金の両方を持って行く場合もあります。

現金をお供えとして包む場合のマナーも確認しておきましょう。

表書きと水引の色
現金を入れる不祝儀袋も、お供え物ののし紙と同じで「結び切り」の水引が入ったものを選び、目的に応じて水引の色と表書きを変えます。

通夜・葬儀 法事 お盆
表書き 「御霊前」
「御香典」など
「御仏前」
「御供物料」など
「御仏前」
「御供物料」など
水引の色 黒白 黒白、双銀、黄白(青白)
      (三回忌以降)
黄白(青白)

※地域による風習の違いに注意してください。

《ここに注意!》
お供え物と現金を両方用意する場合、表書きが重ならないようにします。
例)供物料「御仏前」、お供え物「御供」 =◎
  供物料「御仏前」、お供え物「御仏前」=×


香典・供物料の一般的な相場目安
香典・供物料は故人との関係、地域や家の慣習、会食の有無などによって相場が変わります。
下記は会食がない場合の一般的な目安です。

通夜・葬儀(香典) 法事(供物料)
親戚 1万円~3万円 3千円~1万円
友人・知人 1万円~2万円 5千円~1万円

法事のお供えには白い胡蝶蘭を

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いかがでしたか?

のし紙の選び方、かけ方ひとつ変えるだけで、あなたからのお悔やみの気持ちがより強く伝わるお供えになります。

せっかくですから、のし紙のマナーをきちんと守って、あなたの心が伝わるようお供え物を贈ってくださいね。



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