2016.10.5

これで大丈夫!絶対に失敗しないための【お供えマナーまとめ】

カテゴリー:お供え
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お供え イメージ

毎年の法事や日々のお仏壇のお世話で、私たちにとって「お供え」は身近な存在ですよね。

しかし、きちんとお供えに関するマナーを理解しているという方は少ないのではないでしょうか。

マナーをきちんと知っておけば、お供えを選ぶときから渡すときまでずっと役立ちます。

今回は、いまさら聞けない「お供えの基本知識」から「選び方と贈り方のポイン」トまで、【お供えマナーのまとめ】をご紹介します。

目次

「お供え」とは「敬意をあらわすもの」

仏前のお供え

「お供え」とは神仏や故人への敬意をあらわすための「捧げもの」を指し、お供え物が持つ意味は捧げる対象によって以下のように変化します。

・神仏へのお供え        … 神仏をおそれ敬い、日々の感謝を伝えるためのもの
・仏前(仏壇・故人)へのお供え … 故人をしのび、供養するためのもの

この記事では、私たちにとってより身近な仏前(仏壇・故人)へのお供えの方法とマナーを、【日常】と【法事】の2つのシーンに分けてご紹介します。


仏前への【日常のお供え】

日常のお供え イメージ

お供えは、故人への敬意を表すための捧げものといわれています。

法事やご葬式のときにもマナーはありますが、日々のお仏壇をお世話をするときのマナーもあるのです。

身近にいた故人への敬意を込めてお世話をするため、マナーやポイントを確認しておきましょう。


「五供」とは


故人への供養のため、仏前には毎日お供えをした方がよいとされています。

日常のお供えは、「五供(ごく)」に沿って行います。

五供とは
「お線香(香)、ろうそく(灯明)、水(浄水)、ご飯(飲食)、生花(花)」の5つを指す 仏教のお供えの基本とされる


忌明け後なら、日常のお供えには花の色などへの制限もほとんどありません。

古くは「生ものやにおいの強い食べ物は仏前に供えてはいけない」とされていましたが、時代の変化とともに気にする人も少なくなってきました。

故人の好きだった物を中心に、季節の初物や頂きものを仏前にお供えするといいでしょう。


一般的なお供えの手順


お供えの手順は、「ごはんのお供え」→「花のお供え」→「線香のお供え」→「仏壇に手を合わせる」といった順番で行います。

お供えの手順は宗派や地域によって異なるため、事前に確認しておきましょう。


仏前への【法事のお供え】

法事のお供え イメージ

法事のお供えには、お供え物(故人を供養するための品物)と供物料(線香代金として供える現金)の2種類があります

法事の出席者が用意するのはどちらかで一方でよいと言われていますが、地域や家庭の風習によっては「品物と現金の両方を持参するべき」とされている場合もあります。

そこでここでは、お供え物と供物料それぞれの相場・包み方・渡し方のマナーと品物の選び方のポイントを解説していきます。

法事に招待されたら、必ず目を通しておいてくださいね。

法事のお供えマナー


お供え物
《包み方と相場の目安》
包み方 品物に弔事用の「のし紙」をかける
表書き 「御供」「御供物」「御仏前」など
水引 結び切りの黒白、双銀、黄白(青白)
※黄白は一般的には三周忌以降、関西では四十九日法要から使われます。
金額の目安 一般的な関係:3千円~5千円
親しい関係 :5千円~1万円
※金額はあくまで一般的な目安です。
 お供え物を選ぶときは金額だけでなく、仏前に無理なく置けるサイズのものを選んでください。

【お供え物の包み方についてもっと知りたい方はコチラ!】

《渡し方》
遺族に「御仏前にお供えください」と言って、手渡します。
※勝手に自分で仏前に供えるのはマナー違反です。

供物料
《包み方と相場の目安》
包み方 現金を不祝儀袋に入れて、地味色のふくさに包む
表書き 「御仏前」「御供物料」など
水引 結び切りの黒白、双銀、黄白(青白)
※黄白は一般的には三周忌以降、関西では四十九日法要から使われます。
金額の目安
(会食あり)
知人・友人:1万円~3万円
親戚   :2万円~5万円
※金額はあくまで一般的な目安です。お住まいの地域や会食の有無によっても異なります。

《渡し方》
遺族の前でふくさから不祝儀袋を出し、正面を相手に向けて渡します。

法事用のおすすめお供え物4つ


4つのおすすめ

法事用のお供えについて、基本的なマナーは理解できましたか?

最後に、法事用におすすめのお供え物を4つを紹介します。

以下の4つの中から選べば、初めての法事でも間違いのないお供え物を選ぶことができますよ。

分けやすく日持ちのする飲み物・食べ物
法事で仏前にお供えした食べ物は、式典が終わった後「おさがり」として参列者で分け合い、持ち帰ることがあります。

飲食物を選ぶなら、ひとつひとつが分けやすいサイズの飲み物や個包装のお菓子が好まれます。

故人の好きだった物
お酒やコーヒーなど、生前の好物をお供えに選ぶと、遺族にあなたが故人をしのぶ気持ちが伝わり喜ばれます。

故人が好きだった特定の銘柄のビールなどがあるなら、その銘柄の缶ビールの詰め合わせなどを選ぶと良いでしょう。

【葬儀・法事用のお供え物について詳しく知りたい方はコチラ!】

生花
花束は花瓶の用意などが必要となるので、そのまま飾れるフラワーアレンジメントがおすすめです。

四十九日以降の法事では、白を基調に淡い色の花を混ぜてもよいとされています。

【お供えの花について詳しく知りたい方はコチラ!】

ろうそくやお線香
お線香やろうそくは、法事だけでなく日々の仏前へのお供えとして使われます。
自分では買わないような少し高級なものや、香りの良いものを選んで贈ると喜ばれます。

《忌中・法事のお供え物としてふさわしくないもの》
●肉や魚など、殺生につながるもの
●昆布や鰹節など、慶事に通じるもの
●バラなどのトゲがある花
●赤やピンク、オレンジなどの派手で濃い色の花


その他の知っておきたいお供えのポイント4選

お供えの画像

お供えを渡すときに、かけ紙の使用方法や法事を主催したときにお返しをどのようにしたらいいか疑問を持ったこともあるでしょう。

最後に、お供えやお供えのお返しをする際に知っておいた方がいいポイントをお話します。


お供えを渡すタイミング


お供えものを渡すタイミングは、到着して玄関で迎えられたときです。

必ず袋や風呂敷から出して渡してください。

玄関で渡し損ねたとしても、勝手にご仏壇にそなえるのはご家族に対して失礼にあたるため、厳に慎みましょう。


お供えにつけるかけ紙のマナー


お供えを用意するときに、のしをどう使えばいいかわからない人もいるでしょう。

のしには慶事の際に使われる縁起物という意味があるため、弔事にはかけ紙を使います。

かけ紙に印刷されている水引の色には種類があり、通夜や葬儀では黒白のものを使うのがマナーです。

法事では黒白・双銀・黄白のいずれかを選びましょう。


表書きの書き方


お供えの表書きは、品物に弔事用の「のし紙」をかけ、「御供」「御供物」「御仏前」のいずれかを書くのが一般的です。

送り主の名前はフルネームで書き、連名にするなら中央に代表者の名前を書き、左隣に連名を記載します。

3人以上になる際は、右から「代表者」→「地位や年齢が高い人」→「特に上下関係がない人」という順番で書きましょう。

表書きの墨の色は四十九日までは薄墨で、それ以降は黒墨で書くのが一般的なマナーです。


お供えのお返しのマナー


法事を主催する側のお供えのお返しは、お供えの金額の半額〜3分の1程度のものが一般的です。

表書きは、水引が印刷されているかけ紙に「志」や「満中陰志」と基本的には書きますが、関西では「粗供養」と記載することもあるようです。

「志」はどの宗派でも使われるため、迷ったときは「志」を使うようにしましょう。


いかがでしたか?
正しいマナーを知っておけば、いざというときも落ち着いて準備することができます。

マナーに沿って、個人と遺族を敬う気持ちを伝えるお供えを贈りましょう。




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