2017.2.22

プロが解説!胡蝶蘭の《育て方・寿命・病気・増やし方》とは?

カテゴリー:増やし方、季節、寿命、株分け、病気、胡蝶蘭
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胡蝶蘭の花とつぼみ

胡蝶蘭を育てようと思うけど、どうしたらいいかわからず困っていませんか?

最適な育て方や病気の知識、増やし方など、実際に栽培に挑戦する前に知っておきたいですよね。

今回は、胡蝶蘭のプロである私たち「アロンアロン」が、胡蝶蘭を育てるうえで知っておくべき【育て方】【寿命と病気】【増やし方】を詳しく解説!

季節や大きさによる育て方の違いや、症状別の病気の見分け方、「株分け」による胡蝶蘭の増やし方まで紹介しています。

最後まで読んで、胡蝶蘭に対する理解を深めてくださいね。

目次

胡蝶蘭はどうやって育てればいいの?

胡蝶蘭に水やりするジョウロ

まずはじめに、胡蝶蘭の育て方を、種類や季節ごとの違いも含めてご説明していきます。

胡蝶蘭の基本的な育て方


胡蝶蘭を育てるのに最適な【環境】【肥料】【水やり】について、以下の表にまとめましたので確認してください。

水やり 1週間~10日に1度、200~500mlを根本にゆっくりと与える
肥料 基本的に不要
環境 ・カーテン越しの柔らかい日光が当たる、風通しの良い場所に置く
・60~80%くらいの湿度をキープする
・15~25度くらいの気温が望ましい

さらに詳しく【胡蝶蘭の育て方】について知りたい方は、こちらからご確認ください。

大きさによって育て方に違いはあるの?


胡蝶蘭には大輪、ミディ、ミニ、マイクロなどさまざまなサイズがありますが、育て方がサイズによって変わることはありません。

季節による違いはあるの?


四季があり、年間の気温・湿度差の大きい日本では、胡蝶蘭の育て方も季節ごとに変えるのが望ましいです。

以下に、1年を【春】【梅雨】【夏】【秋】【冬】の5つの季節に分けて、季節ごとの水やりと環境作りの違いについてご説明します。

【水やり】
基本に従い1週間~10日に1度、500mlほどを根元にゆっくり与える

【環境】
・昼夜の気温差が15~20度の間になるよう注意する
・エアコン等で乾燥しているなら、葉に霧吹きをして加湿する
梅雨 【水やり】
自分で与えるより、自然の雨をたっぷりとあてると良い

【環境】
・特に気温・室温の調整は必要なく常温でOK
・根が蒸れないよう、受け皿の水は必ず捨てる
【水やり】
室内栽培の場合…500mlほどの水を2~3日に1度根元にゆっくり与える
室外栽培の場合…500mlほどの水を毎日、根元にゆっくり与える

【環境】
・室内の場合…常温で良いが、こまめな換気が必要
・室外の場合…直射日光が当たらないよう日除けを作る
・根が蒸れないよう、受け皿の水は必ず捨てる
【水やり】
基本に従い1週間~10日に1度、500mlほどを根元にゆっくり与える

【環境】
・常温で良いが、こまめな換気が必要
・根が蒸れないよう、受け皿の水は必ず捨てる
【水やり】
4週間に1度、暖かい午前中に200ml程度のぬるま湯を根元に与える

【環境】
・昼間は日光のあたる窓辺に、夜間は部屋の中央に置いて保温する
・エアコン等で乾燥しているなら、葉に霧吹きをして加湿する

さらに詳しく【季節ごとの育て方の違い】を知りたい方は、こちらからご確認ください。

胡蝶蘭の「寿命と病気」をチェック!

原産地の胡蝶蘭 イメージ

次に、胡蝶蘭を育てるなら知っておきたい本来の寿命と、病気について確認しましょう。

胡蝶蘭の寿命は?


胡蝶蘭は、大変生命力が強い植物です。

うまく育てれば50年前後も生きられるうえ、何度も花を咲かせることができると言われています。

病気の兆候はどこに現れるの?


胡蝶蘭の病気の兆候は、その原因によってあらゆる部位に現れます。

以下に、症状が出る【花】【葉】【根】の3つの部位別に、可能性のある病名をまとめましたので参考にしてください。

花の気になる症状と可能性のある病気
症状 考えられる病気
灰色の斑点が出ている 灰色カビ病
黄色く変色している アザミウマ(スリップス)の寄生
しおれる 低温障害
花やつぼみが落ちる アブラムシの寄生

葉の気になる症状と可能性のある病気
症状 考えられる病気
黄色く変色している 葉やけフザリューム菌による立ち枯れ病
斑点ができている 【褐色の斑点】軟腐病・褐斑細菌病
【黒色の斑点】炭そ病
カビのようなものが付いている コナカイガラムシの寄生
ツヤがない 葉ダニルゾクトニア菌による立ち枯れ病

根の気になる症状と可能性のある病気
鉢の蒸れすぎや感染症などの病気により根が傷み、腐ることを「根腐れ」と言います。

以下のような症状がある場合は何らかの原因で「根腐れ」を起こしている可能性が高いので、早急に植え替えを行いましょう。

症状 考えられる病気
・根、植え込み材の表面にカビが生えている
・植え込み材の根元がカビ臭い
・葉が変色したりしていて、元気がない
根腐れ

胡蝶蘭の【病気と適切な対処法】をもっと知りたい方は、こちらも併せて参考にしてくださいね。

胡蝶蘭は「株分け」で増やせる!

株分けされた胡蝶蘭

胡蝶蘭の育て方と、知っておくべき病気の症状について理解できましたか?

最後に、胡蝶蘭が元気に育って発芽・発根したときに挑戦したい「株分け」についてご説明します。

「株分け」とは?


「株分け」とは、株から新しい根や花芽が出てきたときに「親株から一部を根ごと切り離し、新しい鉢に移し替えること」を指します。

こんな状態なら「株分け」を!


株分けを実施すべき状況として、以下の2つが挙げられます。

・茎から根や葉が新しくのび「高芽」が出ているとき
・株の根元から、今までなかった新しい目が生え「子株」ができているとき


「高芽」の株分け方法
「高芽」が出ているときの「株分け」の手順は、以下の通りです。

《1》根が5㎝以上伸びた状態の「高芽」を、茎を5センチほど残してカットします。
《2》根を吸水させた水苔で優しく覆い、根の大きさに合わせたサイズの鉢に植え替えます。

「子株」の株分け方法
「子株」ができている場合は、以下の手順で「株分け」を行います。

《1》親株ごと鉢から抜き取り、根の周りの植え込み材を取り除きます。
《2》根ごと、子株を親株から切り離します。このとき、根を傷つけないよう注意してください。
《3》子株の根に水苔を巻き付け、新しい鉢に移し替えます。

《時期は「春」を狙って!》
「株分け」は、胡蝶蘭の成長開始時期にあたる春(4~6月)に、気温が18度以上になる日を狙って行いましょう。


株分けのための準備物、実施後の置き場所や水やりは植え替えの時と同様です。

もっと詳しく知りたい方は、下記の2つの記事もチェックしてくださいね。

▼植え替えの【準備】について知りたい方はこちら▼
《準備編》誰でもできる!プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ

▼植え替えの【方法とその後の管理】について知りたい方はこちら▼
《実践編》誰でもできる!プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ


いかがでしたか?

胡蝶蘭の状態に合わせて、育て方も変えてあげてくださいね。

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【植え替え2】《実践編》誰でもできる!プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ

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