2020.12.20

胡蝶蘭の意味は色で違う?花色ごとの意味と贈るべき6つの利用シーン

カテゴリー:利用シーン、意味、胡蝶蘭、色、花言葉
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色と意味の異なる胡蝶蘭

一般的に贈答用の胡蝶蘭と言えば、白が用いられることが多いですよね。

しかし品種改良の進んだ近年、白以外にもピンクや赤、紫、黄色、青などさまざまな色の胡蝶蘭が販売されています。

そこで今回は、胡蝶蘭のネット通販を行う私たち「アロンアロン」が胡蝶蘭の色の種類と、それぞれが持つ意味・花言葉の違いを解説。

用途に合った色の選び方・注意点も一緒に紹介するので、ぜひ最後まで目を通してください。

目次

胡蝶蘭の花言葉と各色が持つ意味

胡蝶蘭の色と意味

胡蝶蘭は花そのものが花言葉を持っていますが、なかには色により異なる意味・花言葉を与えられているものもあります。

以下に、種類そのものと色別の花言葉、それぞれを紹介していきます。

胡蝶蘭が持つ2つの意味


胡蝶蘭自体は「幸福が飛んでくる」「純粋」という花言葉を持っています。

胡蝶蘭の花は、その名の通り羽を広げた蝶のようなかたちをしていますよね。

そしてキラキラと輝いて見える花びらや、全体的に丸みを帯びた優美な姿は、純粋さを連想させます。

このため胡蝶蘭の花言葉は、独特な花のかたちから蝶のようにひらひらと幸福が舞い降りてくるというイメージを受け、つけられたものと考えられます。

なお、日本において胡蝶蘭がお祝い事への贈答品として広く用いられるのも、この花言葉からくる縁起の良さゆえなのですよ。

胡蝶蘭の英語の意味


花言葉の考え方は英語圏にもあり、胡蝶蘭にも英語の花言葉が与えられています。

英語で「Phalaenopsis Orchid(ファレノプシス・オーキッド)」、日本語訳すると「蛾のような蘭」と呼ばれる胡蝶蘭の英語圏での花言葉は以下の通りです。

【胡蝶蘭の英語圏での花言葉】
「Gaiety(陽気な)」「Love(愛)」「Beauty(美しさ)」「Luxury(高貴、豪華)」「Refinement(洗練)」 など


いずれも前向きなものばかりで、日本でも同じく英語圏でも胡蝶蘭が良いイメージを持たれていることがわかりますね。

胡蝶蘭は「白、ピンク、青、紫、黄色、リップ系」の6種類ある


いまからおよそ200年前にイギリスの探検家によって発見され、日本では明治時代から栽培・品種改良が行われてきた胡蝶蘭。

原種は茶色に近い色の花びらをしていたと言いますが、現在では定番の白をはじめ、複数の色の胡蝶蘭が市販されるようになりました。

2020年現在、代表的なものでは白とピンク、中央のリップと呼ばれる部分と花びらの色の違いを楽しむリップ系の3種類。

近年になってから誕生した比較的新しいものでは青、紫、黄色の胡蝶蘭も市販されており、複数の選択肢から胡蝶蘭の色を選べるようになってきています。

色によって違う!胡蝶蘭が色ごとに持つ意味


胡蝶蘭そのものが持つもの以外に、一部の胡蝶蘭には各色が持つイメージから付加された別の花言葉が与えられています。

白い胡蝶蘭は「純粋」
ウェディングドレスの色でもある白い胡蝶蘭の花言葉は「純粋」「清純」など。清潔でやわらか、格式が高いイメージが持たれています。

ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛します」
女性の色、愛を表す色としてイメージされやすいピンクの胡蝶蘭の花言葉は「あなたを愛します」。やはり愛情を感じさせる言葉が与えられています。

青い胡蝶蘭は「尊敬」
企業のイメージカラーとして用いられることの多い青には、誠実なイメージが持たれます。青い胡蝶蘭にも「誠実」や「尊敬」と言った、信頼や感謝をイメージさせる花言葉が与えられているのが特徴です。

紫、黄色、リップ系の胡蝶蘭はまだ花言葉はない
比較的新しい品種であるこれらの色の胡蝶蘭には、個別に明確な花言葉は与えられていません。

ただ、やはり各色が持つイメージと胡蝶蘭そのものが持つ花言葉を合わせた意味を込めて、贈られることが多いです。

胡蝶蘭の6つの色別・贈るべき利用シーン一覧

胡蝶蘭を贈る イメージ

ここからは色別の花言葉や色が持つイメージを踏まえて、各色胡蝶蘭のおすすめ贈答シーンを具体的に紹介していきます。

ビジネスシーンで定番の「白い胡蝶蘭」


最も幅広い用途で使われ、オールマイティーに利用しやすいのが白い胡蝶蘭。

色別の花言葉を第一に考えるなら「結婚式」のイメージが沸きますが、日本では特に開業祝いなどビジネスシーンのお祝いへの贈答品としての用途が目立ちます。

また慶事だけでなく、色付きの花の贈答がはばかられるお葬式や法事など、お悔みシーンの贈り物として使いやすいのも特徴。

白の胡蝶蘭はビジネスシーンをはじめ、どんな場面にも贈りやすい無難な色と覚えておきましょう。

女性に喜ばれる「ピンクの胡蝶蘭」


色が持つ「愛」という意味合い、そして女性が好む傾向の強い色であることから、ピンク色の胡蝶蘭は女性への贈り物として多用されます。

恋人への告白やプロポーズの他、妻や母への感謝を込めた贈り物として用いられることも多いですよ。

また薄いピンクなら、故人や遺族の意向を汲んだうえで、お悔みのお花として贈っても良いでしょう。

尊敬している人への贈り物には「青い胡蝶蘭」


お世話になっている方、目上の方へ贈る胡蝶蘭は青色を選ぶのがおすすめです。

相手が上司であれ、恩師であれ、家族であれ「尊敬」の花言葉にのせて、あなたの想いを届けるギフトとなるでしょう。

父の日、母の日、敬老の日、昇進祝いや退職祝いなどの用途で利用を検討してください。

開業・開店祝いでも贈られる「黄色い胡蝶蘭」


黄色は「元気」「明るさ」の他、「幸運」や「金運」「商売繁盛」のイメージを持たれやすい色です。

このため色別の花言葉こそないものの、開業祝いや開店祝いなど、ビジネスの門出に際し贈られることが多くなっています。

長寿のお祝いには「紫の胡蝶蘭」


平安の昔から、日本で紫色は高貴な色、特別な色というイメージを持たれてきました。

また、90歳になったことを祝う卒寿(そつじゅ)の色でもあるため、敬老の日や長寿のお祝い、目上の人への特別な贈り物に選ばれるケースが多いようです。

その他、紫色が似合うような内装のお店への開業祝いなど、贈り先のイメージとマッチするときに使われています。

縁起の良さを演出したい時は「白赤リップの胡蝶蘭」


無難さや色が持つ意味合いよりも、とにかく縁起の良さを重視して胡蝶蘭を贈りたいときは、白い花びらに赤いリップの胡蝶蘭を贈るのがおすすめです。

赤リップの胡蝶蘭なら、花ひとつひとつがおめでたい紅白仕様。
これが数輪、数十輪と連なって咲く様子は非常に縁起が良く、贈り先でお祝いムードを高めてくれるはずですよ。

胡蝶蘭の色を選ぶ上で知っておきたいこと

胡蝶蘭 色選びのコツ

続いては、どの色の胡蝶蘭を贈るにせよ知っておきたい、胡蝶蘭の色選びにまつわる知識・注意点を紹介していきます。

祝い事には白色の胡蝶蘭が選ばれることが多い


先述したように、白の胡蝶蘭は日本の贈答品の定番と呼ばれるほど、幅広い用途のギフトとして利用されています。

実際、贈答用として贈られる胡蝶蘭の実に80%は白色であるとされているため、生産数も多く品質も他の色に比べ安定しているとされます。

相手の好みがわからないとき、お祝い・お悔みの胡蝶蘭の色選びに迷ったときは、白の胡蝶蘭を贈っておけば間違いないでしょう。

青、紫、黄色の胡蝶蘭は希少なため相手のイメージに合わせて贈ると喜ばれる


ここまでに紹介した6色の胡蝶蘭のうち、白とピンク、赤リップの胡蝶蘭は生産数が多く比較的安価です。

一方で、近年になってから誕生した比較的新しい品種である黄色や紫、青の胡蝶蘭は稀少性が高く、流通量も少ない傾向があります。

特に青色の胡蝶蘭の稀少性は非常に高く、白の胡蝶蘭より1.5倍程度の価格設定です。

ただ稀少性の高さ、そして一般的な白・ピンク・赤リップとは一味違った特徴的な色であることから、贈り先によっては黄色や紫、青色の胡蝶蘭が非常に喜ばれます。

贈り先の店舗や事務所、個人の雰囲気からイメージする色が白・ピンク・赤リップのいずれにも当てはまらないときは、ちょっと稀少性の高い色の胡蝶蘭を選びましょう。

赤一色の胡蝶蘭は火を連想させるため開業・開店祝いには贈らない


開業祝いや開店祝いなどのビジネスの門出、新築・改築祝いなど新しい建物を作った際のお祝いには、古来より赤いものはふさわしくないとされます。

これは、赤色が「赤字」や「火事」「血」など、ビジネスや人生の門出において望ましくない出来事をイメージさせるため。

このため開店祝い開業祝いなど、ビジネスや人生の門出を祝うための贈り物として真っ赤な胡蝶蘭を贈ることもタブー視されているのです。

また、あらゆる宗教・宗派において赤色など濃い色の花はふさわしくないとされるため、お悔みのお花として赤い胡蝶蘭を贈るのも絶対NG。

ビジネスシーンのお祝いや、お悔み事、相手の好みがわからないときには、赤い胡蝶蘭は贈らないようにしてください。

【相手の好み的に赤が最適なら、贈っても大丈夫】
贈り先のことをよく知っていて、無難な白やその他の色よりも「赤色が喜ばれるはず」という確信がある場合は、赤い胡蝶蘭を贈ってもかまいません。

ただマナー上タブーとされていること、そして相手の好みによって印象が変わる可能性の高い色なので、注意して選んでくださいね。



色による胡蝶蘭の値段の違いと作り方

胡蝶蘭 色と値段の関係は

最後に、色によって胡蝶蘭の価格にどのくらいの差が出るのか、もう少し詳しく学んでいきましょう。

白やピンクなどの定番カラーは少し安い


先に少し述べたように白とピンク、特に赤や紫に近い濃いピンクは生産量が多いため、質の高いものが安価で販売されています。

予算に余裕がない、または予算ベースで胡蝶蘭の色を決めたいというときは、これら定番カラーの胡蝶蘭がおすすめです。

胡蝶蘭は色より花の大きさや数、種類の方が値段に大きく影響する
ただ胡蝶蘭の価格は色よりも、花の大きさや茎1本あたりの輪数、品種の稀少性などが左右します。

簡潔に言えば花のひとつひとつが大きくて美しく、たくさんついている胡蝶蘭ほど高額になるのです。

贈答用胡蝶蘭は通常、複数の胡蝶蘭の株を大きな鉢に寄せ植えにして3本立、5本立としますが、最終的な価格は1株当たりの胡蝶蘭価格×本数を基準として決まるわけですね。

こちらも、予算に合った胡蝶蘭を探す際に役立つので覚えておきましょう。

色付きの胡蝶蘭は着色して作られている


花びらが白とピンク以外の胡蝶蘭は、品種改良または染色により作られたものです。

染色の具体的な方法としては、特殊な染色液を注入する方法と、特殊な塗料を花に吹き付ける方法のどちらかをとります。

品種改良で作られた色付きの胡蝶蘭は稀少性が高く高価なこともありますが、染色した胡蝶蘭であれば、安価で手に入ることもあるようです。

まとめ

贈答用にアレンジされた色の異なる胡蝶蘭

もともとは茶色だった胡蝶蘭の花びらも、現在では白やピンク、赤リップをはじめ黄色や紫、青色などさまざまな色から選べるようになりました。

一部の胡蝶蘭は色別の花言葉も与えられ、用途に合わせたギフトとしてますます使いやすいお花となっています。

本記事で色による胡蝶蘭の意味、価格の違いを理解し、用途と相手に合わせ喜ばれる色の胡蝶蘭を贈ってくださいね。

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