2020.11.24

希少!青い胡蝶蘭とブルーエレガンス|2つの違いと贈るときの注意点

カテゴリー:ブルーエレガンス、歴史、花言葉、違い、青い胡蝶蘭
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青色の胡蝶蘭 イメージ

胡蝶蘭と言えば、一般的には白をイメージしますが、ピンクや紫、オレンジ色や黄色など、近年では品種改良が進みさまざまな色の胡蝶蘭が見られるようになりました。

今回は、そんな胡蝶蘭のなかでも特に珍しい青色の胡蝶蘭について種類や花言葉、歴史や購入にあたってしておくべきことまで、まとめて紹介していきます。

目次

青い胡蝶蘭の種類と花言葉

珍しい青い花と胡蝶蘭

まずは青い胡蝶蘭としてどのような品種があるのか、花言葉と一緒に学びましょう。

白い胡蝶蘭を染めた”ブルーエレガンス”


青い胡蝶蘭としてまず挙げられる品種が、「ブルーエレガンス」です。

ブルーエレガンスは、以下いずれかの方法で白い胡蝶蘭を青く染め上げたもの。

花びらに広がる葉脈に沿って、鮮やかな青色がグラデーションのように広がっているのが特徴です。

《1》花茎に注射器を差し、特殊な染色液を胡蝶蘭に吸わせる方法
《2》花びらに直接、特殊な塗料を吹きかけて花を青色に染め上げる方法


対して色を塗る手法のメリットは、葉脈近くに限らず、花全体に均等に青色を乗せられるところ。

また、花にダメージの少ない特殊な塗料を用いるため、染色が原因で胡蝶蘭が枯れることも、花びらに触れて塗料が落ちてしまうこともないそうですよ。

品種改良で作られた”青い胡蝶蘭”


2012年、千葉大学の三位正洋教授らと大阪の石原産業の共同開発により、染色が必要ない遺伝子組み換えによる青い胡蝶蘭が誕生しました。

通称「青い胡蝶蘭」と呼ばれるこの胡蝶蘭は、鮮やかな発色のブルーエレガンスとは異なり、瑠璃色のような深い青色が特徴。

地球にも例えられるその青色、そしてビロードのような花びらの質感を持っていて、ブルーエレガンスとは異なる魅力のある青色胡蝶蘭として人気を集めています。

青い胡蝶蘭の花言葉は「愛」「尊敬」


新種である青い胡蝶蘭には、品種誕生後に「愛」と「尊敬」という花言葉がつけられました。

花言葉の由来は、青い胡蝶蘭が誕生した経緯から。

青い胡蝶蘭が「あなたを愛する」という花言葉を持つピンク色の胡蝶蘭と、青色色素の遺伝子を抽出したツユクサの「尊敬」から、この花言葉になったそうです。

なお、遺伝子操作により誕生した青い胡蝶蘭につけられたこれらの花言葉ですが、現在は先に誕生していたブルーエレガンスにも共通の花言葉として使われています。

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青い胡蝶蘭は希少!その歴史とは

青い胡蝶蘭の歴史を紐解く イメージ

青色の胡蝶蘭は、近年になってから染色や遺伝子組み換え技術により、誕生したものだとわかりましたね。

ここからは、自然界に存在しなかった青色胡蝶蘭の歴史を、もう少し詳しく見ていきましょう。

自然界で青い花は数少ない


胡蝶蘭を含む被子植物の種類は、世界中で28万にも及ぶと言われています。

その28万種の中で、青い花をつけるものはわずか10%にも至らないとされます。

自然界に青い花をつける植物が極端に少ない理由は、いまも解明されていません。

しかし一説には、花を食べ、種子を運んでくれる動物や虫から見て、青色が美味しそうに見えないからではないか、と考えられています。

特に欧米では「青い花は稀少なもの」という認識が広く行き渡っていて、小説や童話のなかに、伝説上のものとして青い花が描かれるケースもあるほどです。

青い胡蝶蘭も人工的に作られたもの


その稀少性から、胡蝶蘭も長らく青い品種を作ろうと試みが続けられてきました。

通常、胡蝶蘭の品種改良は異なる色・品質の胡蝶蘭の花粉をめしべにつけ、種を採取して育てる交配で進めていきます。

しかし、そもそも青色色素の遺伝子である「デルフィニジン」を胡蝶蘭が持っていないため、単なる交配では青い胡蝶蘭は生まれ得なかったのです。

このため、まず取られたのが染色技術により、ブルーエレガンスのような青い胡蝶蘭を生み出す方法でした。

しかし、「夢の植物を作る」という共通目標を持った研究チームにより2012年、ついに染色せずとも青い胡蝶蘭を作り出すことに成功したのです。

【遺伝子操作により青い胡蝶蘭を作り出した、研究チーム】
・千葉大学大学院園芸研究科植物細胞工学研究グループの三位教授、陳東波特任教授
・大阪の石原産業株式会社


胡蝶蘭は、もともと遺伝子組み換えが難しい植物だと言われているうえ、自力では発芽できず栽培に手間のかかる植物です。

一般的な品種であっても、人工的に作り出した無菌環境で発芽させ、苗にするまで2年。

開花させるまでには、そこからさらに人の手をかけて2年間、大切に育ててあげなければなりません。

先述した三位教授を中心とした研究チームは、計15年以上もの歳月をかけて研究を重ね、遺伝子操作をした胡蝶蘭を4年かけて育てて、開発に成功しました。

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青い胡蝶蘭は希少


青い胡蝶蘭は2020年現在もとても貴重で、市場にはあまり出回っていません。

遺伝子操作によって生まれた青い胡蝶蘭に至っては、展覧会などで展示されているものしかなく、会場へ足を運ばなければ見られないそうです。

対して、白い胡蝶蘭を染色したブルーエレガンスの生産も難しく、世界4か国で特許申請がされています。

日本で青色の染色液を胡蝶蘭に吸わせ、ブルーエレガンスを生産できるのは、愛知県の松浦園芸だけだと言われています。

青い胡蝶蘭を購入・贈るときに知っておくべき4つのこと

青色の胡蝶蘭 注意点

稀少性が高く、見た目も花言葉も美しい胡蝶蘭。
その歴史を知るほど、大切な人に贈りたくなるという人も多いでしょう。

しかし、青色の胡蝶蘭には購入するにあたって留意すべき点がいくつかあります。

以下からは、青色の胡蝶蘭を購入・贈答する前に知っておきたい注意点を4つ、順に解説していきます。

白い胡蝶蘭よりも高価


特許を取得し、ブルーエレガンスを生産できる会社があるのは2018年10月時点で日本、アメリカ、オランダ、ブラジルの4か国のみです。

このため、青色の胡蝶蘭の生産数・流通数は他の色の胡蝶蘭に比べて極端に少なく、希少性が高い分、価格も高くなります。

【青色の胡蝶蘭の価格目安】
3本立 30,000円台
5本立 40,000円台


【参考:アロンアロンで販売する胡蝶蘭の価格】
3本立 ・白色スタンダードタイプで、税込み22,000円
・白色ハイグレードタイプで、税込み33,000円
5本立 ・白色スタンダードタイプで、税込み38,500円
・白色ハイグレードタイプで、税込み55,000円


同じ本数立、同じサイズの胡蝶蘭であっても、青色の胡蝶蘭は他の色の胡蝶蘭よりも高価になるものと理解しておきましょう。

一般的に販売されているのはブルーエレガンス


先述したように、市場に贈答用として出回っている青色の胡蝶蘭は、基本的にすべてブルーエレガンスです。

遺伝子操作によって作られた青い胡蝶蘭は、2020年時点では、まだ購入し贈ることはできません。

青色胡蝶蘭は、それが遺伝子操作ではなく、染色技術によって作られたブルーエレガンスであると理解したうえで購入しましょう。

少しずつ花が白くなることもある


染色液で染められたブルーエレガンスの花は、どうしても青色の発色にムラが出ます。

同じ株・花茎についた花でも青色の濃淡は出ますし、つぼみには染色液が行き渡りにくいため、花茎の先端についた花ほど青色が薄くなる傾向が見られます。

また購入・贈答後、個体によっては水を与えて管理するなかで少しずつ青色の色素が薄れ、白くなっていくケースもあるようです。

胡蝶蘭の品質に問題があるわけではありませんので、ブルーエレガンスならではの色の濃淡、またその変化を楽しむつもりで購入しましょう。

2度目に咲く花は白色


寿命が長い胡蝶蘭は、根腐れなどの病気にならない限り、再び花を咲かせてくれます。

通常、胡蝶蘭の株は2度目以降も購入時と同じ色の花を咲かせますが、白色の胡蝶蘭に染色を施して青色にしているブルーエレガンスは、2度目の開花時には白い花をつけます。

青い胡蝶蘭の花を楽しめるのは、購入時についていた花が落ちるまでの間だけ。
翌年以降は本来の花色に戻り、青い花を咲かせることはありません。

考えようによっては、同じ株で青と白の2色の胡蝶蘭を楽しめるお得な品種とも言えますから、ブルーエレガンスだけの特典として楽しみましょう。

まとめ

青色と胡蝶蘭

胡蝶蘭の原種は茶色に近い色をしていて、現在主流となっている白色やピンク色は、交配による品種改良で長い時間をかけて誕生しました。

青色の胡蝶蘭も、そんな努力と品種改良の結果として近年になってから誕生したもので、染色によるものと遺伝子操作による2種類があります。

しかし、2020年現在も青色の胡蝶蘭の稀少性は非常に高く、市場に出回っているブルーエレガンスの量も非常に少ないです。

青色の胡蝶蘭を購入・贈答するときは、ブルーエレガンスならではの特徴を理解したうえで、贈ってくださいね。

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