長く育てて楽しみたい！花が終わった後の胡蝶蘭の育て方とは？
カテゴリー：胡蝶蘭、花が終わったら
花が落ちてしまった後の、胡蝶蘭の育て方を知っていますか？
適切な処置・管理をすれば、胡蝶蘭の花は翌年以降も長く楽しむことができます。
今回は胡蝶蘭のプロである私たち「アロンアロン」が、花が終わった後の胡蝶蘭の育て方を解説！
花が咲いていた頃との育て方の違いや、もっと元気に育てるためのポイントも紹介しています。
最後まで読み、花が落ちた後の胡蝶蘭の育て方を理解してくださいね。
目次
胡蝶蘭の花が終わったらどうしたらいい？
以下に、花が落ちてしまった後の胡蝶蘭の適切な処置と、育て方をご紹介していきます。
茎を切って「株」を休ませて
花を咲かせた状態は、胡蝶蘭の心臓部にあたる「株」にとってかなりの負担となります。
冬を越し、花をもう一度咲かせるためには、株に力を蓄える必要があります。
胡蝶蘭の花が落ち始めたら、茎を切って栄養を株に回し、休ませてあげましょう。
《長く育てるなら短めにカットを！》
一般的には下から数えて3～4節目でカットしますが、株に体力を蓄えさせてより長く胡蝶蘭を育てたいなら、茎は根元近くでカットしましょう。
切った後はこれまで通りのお世話を
茎を切った後の胡蝶蘭の育て方は、今まで通りでOKです。
季節にあわせて水やりや置き場所を適切なものに変えて管理すると、株をさらに良い状態に保つことができます。
切った茎に花がついている場合は、花瓶に活けて切り花として楽しみましょう。
寄せ植えなら「植え替え」をした方がベター
3本立てや5本立てなどの「寄せ植え」の状態で販売されることの多い胡蝶蘭ですが、株を休ませて育てていくなら、1本ずつの状態に植え替えましょう。
1本立てにすることで、1つ1つの株に栄養と酸素がいき渡りやすくなります。
植え替えは4～6月がベストシーズン
胡蝶蘭の植え替えは、株の成長開始時期にあたる春に行うのがおすすめです。
ただし、葉が変色したり、異臭がするなどの異常が見受けられた場合は、できるだけ早く植え替えをして鉢の環境を変えてあげましょう。
植え替えに必要な準備物や具体的な手順については、下記をチェックしてくださいね。
▼植え替えの《準備》について知りたい人はコチラ
《準備編》誰でもできる！プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ
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《実践編》誰でもできる！プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ
胡蝶蘭花が終わってから2度咲きさせるためには
胡蝶蘭は、株の寿命が最長50年にものぼり、一度枯れてしまっても胡蝶蘭に合った管理をすれば何度でも花を楽しめます。
ここからは胡蝶蘭の花が終わったあとに、もう一度花を咲かせて、華やかさを楽しむる方法を説明します。
2度咲きするまでにかかる時間
胡蝶蘭は2度咲きが難しい種類がある一方で、株が健康で、温度が20℃以上に保たれた環境があれば、1〜2ヶ月ほどで節の部分から芽が出て、数ヶ月で開花します。
胡蝶蘭を2度咲きさせるためには、胡蝶蘭を置く場所や室内温度の管理、水やりなど、あらゆる面での管理が大切です。
2度咲きさせるための手順
支柱をはずす
胡蝶蘭を2度咲きさせるために、まず支柱のテープをカッターなどで丁寧に取り除き、支柱を抜きます。支柱は花を支えるために、かなり深い所まで強めに刺さっているため、片手で株元を押さえながら抜きましょう。
花茎をカットする
胡蝶蘭の株についている節を下から4〜5節ほど残して、その上を斜めにカットします。花が咲いていた部分のすぐ下を切るイメージで行いましょう。
葉や根、株が元気な状態であれば、この工程で切った部分から新しく花を咲かせることができます。
株を植え替えする
別の鉢に植え替えるときには、1つの鉢に1株ずつ植えましょう。胡蝶蘭は本来、1つの株に1つの茎しか生えません。
そのため、寄せ植えをすると通気性や水はけが悪くなってしまう可能性があるのです。
付着している古い水ゴケを綺麗に取り除き、黒い根や傷んでいる根は切り取ります。
新しい水ゴケを根の周りに巻き付けたら、鉢の中に押し込むようにして植え替えましょう。
明るく風通しがいい場所に置く
植え替えた胡蝶蘭は、育つのに適した場所に置くことが大切です。夏であれば、風通しが良く、直射日光が当たらない場所が最適でしょう。
冬であれば、日中はレースカーテン越しの暖かな場所に、夜の間は日中との温度差が少ない比較的暖かい場所に置きます。
根を乾かしてから水やりをする
植え替えの際に付けた水ゴケが乾いたら、たっぷりと水をあげ、受け皿に溜まった水は捨てます。根が乾いていないうちに多量の水を与えると、根が腐って枯れてしまうおそれがあるため、注意しましょう。
植え替えをして一度水やりをした後も、「根が乾いたら水をあげる」の繰り返しとなります。
いかがでしたか。
花が終わっても、胡蝶蘭は長く楽しむことができます。
来年の花を楽しみに、きちんと育ててあげてくださいね。
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