2020.1.21

いつ?どんな風にしたらいい?胡蝶蘭との上手なお別れの方法を解説

カテゴリー:タイミング、上手なお別れの方法、処分、胡蝶蘭
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テーブルに置かれた胡蝶蘭の鉢植え

贈答品としていただく胡蝶蘭はお祝いやお悔みのシーンを彩り、見る人の気持ちを華やかにしたり、慰めたりしてくれますよね。

しかしそんな胡蝶蘭とも、いつかお別れのときがやってきます。

今回は、贈答用胡蝶蘭を扱う通販サイトを営む私たち「アロンアロン」が、胡蝶蘭と上手にお別れする方法について解説。お別れが必要となる条件も、あわせて紹介しています。

胡蝶蘭が枯れてしまったとき、または事情によりすぐにでも処分する必要が出てきたときに、ぜひお役立てくださいね。

目次

胡蝶蘭とのお別れが必要なのは、どんなとき?

分かれのとき イメージ

以下どちらかの状況に当てはまる場合は、胡蝶蘭とのお別れを決めるべきタイミングです。

お披露目期間が終わり、置き場所に困るようになったとき


お祝いでいただいた胡蝶蘭は、最低でも受け取ってから1週間は贈り主や来客に見えるところに設置し、お披露目するのがマナーと言われています。

お披露目期間が終わった後は、胡蝶蘭が過ごしやすい環境に置き場所を移し、育ててあげるのが望ましいです。

しかしスペース的に考えて、どうしても胡蝶蘭の鉢植えを長期間設置し、育てていくのが難しいときは、残念ながらお別れが必要になります。

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傷んでしまい、育て続けるのが難しくなったとき


熱帯地域を原産地し、温暖な気候を好む胡蝶蘭は、気温差の激しい日本の冬・夏が苦手です。

また、置き場所や管理方法によっては各部位に以下のような病気が発生したり、虫がついてしまうこともあります。

胡蝶蘭の代表的な病気

感染症による立ち枯れ病、日光で葉が火傷する葉焼け、葉が変質する軟腐病、カビによる炭疽病、低温障害、湿気で根が腐る根腐れ など

【プロ直伝】8つの症状から探る!胡蝶蘭の病気の原因と対処法

胡蝶蘭に被害を及ぼす代表的な虫

コバエ、コナカイガラムシ、ハダニ、アザミウマ(スリップス)、アブラムシ、ナメクジ、アリ など

あなたの胡蝶蘭を虫から守る!効果的な害虫駆除・予防対策を解説

これらの病気や虫害には、軽度なら鉢の置き場所を変えたり、傷んだ部分を切り取ったり、特定の薬品を使うことで対処できます。

しかし適切な対処をしても効果が見られなかったとき、また、胡蝶蘭の心臓部である株(茎・葉と根が生えているところ)が完全に腐っている場合は、回復が見込めません。

株が変色・変質したり、悪臭を放っているようなら、お別れするしかないでしょう。

胡蝶蘭と上手にお別れする方法は3つ

お別れの必要が出てきた胡蝶蘭 イメージ

胡蝶蘭とお別れするには「分解して捨てる」「引き取ってもらう」「買い取ってもらう」の3つの方法があります。

それぞれどんな方法なのか、以下で理解していきましょう。

《1》分解して捨てる


茎やワイヤーを切断し、植え込み材も鉢から取り出すなどして、胡蝶蘭の鉢植えを自力で解体し、各自治体のルールにのっとりゴミとして捨てる方法です。

ハサミと軍手があれば簡単に、いつでもだれでも行える処分方法と言えるでしょう。必要なのは道具代くらいで、ほとんど費用もかかりません。

自分のタイミングで、お金をかけず手軽に胡蝶蘭とお別れできます。

胡蝶蘭を自分で捨てる解体マニュアル

《2》引き取ってもらう


胡蝶蘭を欲しがっている人、または胡蝶蘭の引き取りに対応している業者に、胡蝶蘭の鉢植えを丸ごと引き取ってもらう方法です。

引き取り手さえ見つかれば、解体のように自分で手間をかける必要はありません。引き取りに対応してくれる業者としては、以下のようなパターンがあります。

・胡蝶蘭の引き取りと処分を行っている専門の会社、事業者
・胡蝶蘭を扱う生花店または農家のうち、使用後の引き取りに対応しているところ

ただし、業者を利用して胡蝶蘭を引き取ってもらう場合にはいくらか手数料がかかります。

かかる費用は、依頼主が引き取り業者まで持ち込むのか、引き取り業者まで取りに来てもらうのかによっても変わりますが、一鉢あたり数千円くらいが目安でしょう。

《3》買い取ってもらう


胡蝶蘭の買い取りに対応する専門業者に、胡蝶蘭の鉢植えをまるごと買い取ってもらう方法です。

一般的には専門の業者に連絡を取り、写真送るなどして鉢の状態を見せて査定額を出してもらい、金額に納得できたら取りに来てもらいます。

買い取り額の目安は一鉢あたり数千円ですが、これは花が付いた状態の良い物の場合。
以下のような場合は査定額が低くなり、場合によっては値段がつかず、出張費用などを考えるとマイナスになってしまう可能性もあります。

・出荷してから長期間経過しており、花が一輪もなく、株も弱っている
・買い取り希望の鉢植えが数個以内で、数を提供できない

買い取り業者の狙いは、買い取った胡蝶蘭を自社に持ち帰って育て、再び贈答用品として再利用することです。

鮮度が悪い、または少数の胡蝶蘭の鉢植えでは、料金を払う必要が出てくるケースもあると覚えておいてくださいね。

費用と注意事項も解説!不要な胡蝶蘭の買取・処分・引取り方法
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胡蝶蘭とのお別れ方法を、スムーズに決めるには?

お別れの方法を決めるポイント

胡蝶蘭と上手にお別れする方法について、理解できましたか?

以下からは、あなたに合った胡蝶蘭とのお別れ方法を選んでいただくためのヒントを、順に提示していきます。

あなたの現状と比較し、当てはまる項目の多い方法が、あなたの胡蝶蘭に合ったお別れの方法です。どの方法を選ぶべきか悩んだら、参考にしてくださいね。

胡蝶蘭を「分解して捨てる」お別れ方法がおすすめなのは…

・胡蝶蘭の処分に、極力お金をかけたくない
・時間に余裕はあるので、自分のタイミングで解体作業を進めたい
・病気になってしまい対処したが、治る見込みがない
・園芸や工作が得意で、軍手やハサミを使った作業が得意


胡蝶蘭を「引き取ってもらう」お別れ方法がおすすめなのは…

・身近に、胡蝶蘭を引き取りたいと言う人がいる
・お金がかかってもいいから、とにかく引き取ってもらいたい
・育ててきたので愛着があり、解体して捨てるのはかわいそうだと思う
・鮮度が落ちていて数も少ないので、買い取りに対応してもらえそうにない


胡蝶蘭を「買い取ってもらう」お別れ方法がおすすめなのは…

・取引先が多く、お祝いの際にたくさんの胡蝶蘭をいただいている
・まだまだ花もついていてキレイだが、置き場所に困っているため処分したい
・お金がかかってもいいから、とにかく一気に引き取ってもらいたい




私たちの目を楽しませ、お世話したり育てる楽しみも与えてくれる胡蝶蘭。

できれば本記事を参考に、あなたとあなたの胡蝶蘭に合った方法で、上手にお別れしてあげてくださいね。

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