2019.6.26

初めてでも成功できる!胡蝶蘭の植え替えに必要な準備物と手順は?

カテゴリー:初めて、初心者、植え替え、胡蝶蘭
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初めて胡蝶蘭を植え替える女性

胡蝶蘭がさまざまなシーンの贈答品として使用されている理由の1つに、生育に必要な水や肥料が少なく、比較的育てやすいことが挙げられます。

今回は、贈答用の胡蝶蘭の通信販売を手掛けるわたしたちアロンアロンが、胡蝶蘭を育てて行くうえで知っておくべき「植え替え」について解説!

胡蝶蘭を植え替えることの目的やメリット、おおよその手順と必要な準備物・注意点まで、初めて胡蝶蘭の植え替えをする前に知っておきたいことをご紹介していきます。

初めての植え替えを成功させ、あなたの大切な胡蝶蘭の株をより良い環境で育てて行くために、ぜひ最後までご確認くださいね。

目次

胡蝶蘭を植え替える意味とメリットは?

胡蝶蘭植え替え 必要性への疑問 イメージ

ここではまず、胡蝶蘭を育てていくうえでなぜ植え替えが必要とされているのか、その目的とメリットについて理解していきましょう。

植え替えは「胡蝶蘭の健康管理のため」に行う


通常、贈答用の胡蝶蘭は植え込み材と呼ばれる水苔、またはバークと呼ばれる木片のようなものを土の代わりとして、鉢で生育しています。

しかし植え込み材や鉢は、長い間同じものを使い続けるとどうしてもカビが生えたり、腐食するなどしてしまい、胡蝶蘭の生育環境を悪くしてしまうのです。

このため植え替えには、古くなって不衛生な状態になった鉢や植え込み材を新しいものに交換し、胡蝶蘭がより健康に生育できる環境を整えるという意味があります。

植え替えによる胡蝶蘭へのメリット&デメリット
胡蝶蘭を植え替えることによる、株への健康上のメリット・デメリットとしては、それぞれ以下が挙げられます。

《メリット》
・いま起こっている株の腐食や病気の進行を食い止められる
・適切に行えば、株がより大きく強く成長する可能性が高くなる
・前年よりも、キレイな花を多く咲かせる可能性を高める

《デメリット》
・作業中に根を傷つけると、その傷から病気や腐食が進行することがある
・適切に行わないと、株の体力を奪って弱らせてしまう可能性も


植え替えは、適切に行えば胡蝶蘭の健康にとって非常にメリットの大きいものです。
しかし一方で、株にとって非常に体力を使うストレスフルな行為でもあります。

このため手順や頻度、実施するタイミングを誤ってしまうと、必要以上に体力を削って株の健康を損なう原因にもなり得るのです。覚えておきましょう。

胡蝶蘭の植え替えに関する、基礎知識まとめ


株にとって健康上のメリットが大きくなる、適切な胡蝶蘭の植え替え時期の目安や見極め方、頻度は以下の通りです。

植え替えが必要な
胡蝶蘭の鉢の特徴
・植え込み材が腐食していて、黒ずんでいたり変なにおいがする
・購入、または前回の植え替えから3年以上経過している鉢植え
・根が何本も出てきていて、株と鉢のサイズが合っていないもの
・根や変色や異変が見られ、病気が進行していると思われるもの
植え替えを実施
すべき時期・季節
・花が咲き終わり、7~9月の成長期を控えた4~6月が最適
・暖かい時期を狙い、冬季はできるだけ避けるようにする
・ただし、病気の兆候があるときは季節を問わず早めに植え替える
植え替えを実施
すべき頻度
・基本的には2~3年に1回
・株が体力を消耗するので、病気にならない限り頻繁には植え替えない


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胡蝶蘭の植え替えに必要な準備と、注意点

胡蝶蘭の植え替えに必要な道具

植え替えによる胡蝶蘭への健康効果がわかったところで、ここからは胡蝶蘭の植え替えに必要な道具類と、準備するうえでの注意点をご紹介します。

胡蝶蘭の植え替えに必要なものは、園芸店で手に入る


植え替えに最低限必要な道具類は「はさみ・植え込み材・新しい鉢」の3つです。

いずれも園芸店やホームセンターで手に入りますので、お店の人に用途を伝え、以下を参考に一緒に選んでもらうと良いでしょう。

植え替えに必要な道具、選び方のポイント
・はさみは、根と茎をカットしやすい園芸用が便利!おすすめを聞いてみよう
・植え込み材は「バーク」と「水苔」の2種類!わからないときは、水の含みが良く日本で栽培しやすい「水苔」でOK
・種類は通気性の良い「素焼き鉢」、大きさは現在と同じか一回り大きいものを選ぶ


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胡蝶蘭の植え替え、準備中の注意点
必要以上に植え替え作業に時間をかけることや、根や茎に触れ続けることは、胡蝶蘭の株にとって負担が大きくなります。

できるだけ手際よく、株への負担が少ない短時間で植え替えを終えられるよう、はさみ・植え込み材・鉢の3つに加え、以下も用意しておくと良いでしょう。

・ヒトの皮膚から、根への細菌感染を防ぐための軍手
・植え替え作業中、周囲への汚れを防ぐための新聞紙
・殺菌のため、はさみの刃先をあぶるためのライター など


《準備編》誰でもできる!プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ

胡蝶蘭植え替えの大体の手順と、注意点

胡蝶蘭の植え替え 初挑戦

ここからは、実際に胡蝶蘭の植え替えを行う場合の適切な手順と流れをご紹介します。

適切な胡蝶蘭の植え替え手順、5ステップ


《1》現在の鉢から、株全体をやさしくゆするようにして胡蝶蘭を取り出す
《2》根を傷つけないように注意しながら、古い植え込み材を取り除く
《3》根をよく観察し、刃先をライターであぶったはさみで腐った根を切除する
《4》きれいになった根に、新しい植え込み材をやさしく巻き付ける(水苔の場合)
《5》そのまま押さえつけないよう、新しい鉢に胡蝶蘭の株を移す


胡蝶蘭の植え替えを進める上での注意点


実際に植え替えを行うときは、とにかく胡蝶蘭の根を傷つけてしまわないよう、細心の注意を払わなければなりません。

傷んだ根を処理するときは以下のような根だけを切除し、緑色やクリーム色で、弾力のある健康な根にはできるだけ触らないようにしましょう。

傷んでいて、植え替えで切除すべき根の特徴
黒く変色している、変なにおいがする、感触がぶよぶよ、スカスカしている など

また新しい植え込み材と一緒に鉢に移す際には、鉢の底まで無理やり押し込めるのではなく、ある程度余裕を持って入れ込み通気性を確保してくださいね。

《実践編》誰でもできる!プロが教える胡蝶蘭の植え替えのコツ



いかがでしたか?
植え替えは、胡蝶蘭を長く健康に育てるうえで欠かせない作業です。

きちんと準備物と手順を理解してさえいれば、決して難しい作業ではありませんので、あなたの胡蝶蘭のためにぜひ挑戦してみてくださいね。

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