2017.2.21

雑誌「経済界」に掲載されました

AlonAlon
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NPO法人AlonAlon

http://.www.alon-alon.org

胡蝶蘭の栽培を通じて

知的障がい者と企業を橋渡し

知的障がい者施設への花の栽培指導やフラワーベースの制作指導、販路拡大を目指すギフトフラワー・プロジェクトを進めている。障がい者には胡蝶蘭の栽培を通じて所得向上を、企業には胡蝶蘭の栽培を通じて障がい者雇用数達成を目指す。

 

(本文)

―― どんな取り組みですか。

那部 障がいを持った方々の自立支援を行っているNPO法人です。活動テーマは3つ。房総の豊かな自然の中にバリのウブドのコテージをイメージした建物で、障がいを持った子どもが安心して暮らせるAlonAlonハウスを建設します。2018年着工予定です。子供も親も親類も、尊厳を守れる施設を作ろうと思っています。

2つ目は、胡蝶蘭の栽培の技術指導や花の販売を通じて、知的障がい者の所得向上を目指しています。各地で提携している15のNPO法人などから紹介された企業のギフトフラワーの注文を受けております。AlonAlonフラワープロジェクト参加企業は約480社。障がい者所得倍増議員連盟を設立し、国への働き掛けも行っています。また絵画や彫刻など芸術面の活動をすることで、障がい者の眠っていた才能を引き出す取り組み、さらにホースセラピーを開催しています。

3つ目は、障がいのある子供の親が亡くなった後でも、本人が一生豊かに暮らして行くために、信託銀行や大手法律事務所と提携した財産管理を行っています。

―― なぜ今の仕事を。

那部 私には最重度知的障がいを持つひとり息子がいます。彼の特別支援学校卒業に合わせるように、東京で経営していた会社から全て身を引き、房総半島の太東でアパートやカフェの経営をしています。この収入源をAlonAlonに充てています。福祉施設で働く障がい者が得る月額賃金は、全国平均で1万数千円。これを10万円まで引き上げたい。また、増えてきたとはいえ、一般企業で働く障がい者は、まだほんの一握り。日本財団と共同で、胡蝶蘭栽培を主な事業とした就労継続支援B型事業所を3月に千葉県富津市に設立します。今後は名古屋、大阪、福岡に順次施設を設立していく予定です。

―― なぜ胡蝶蘭?

那部 祝い花は付加価値を付けて販売することができ、値崩れしないからです。タックスイーターからタックスペイヤーへ、というのがコンセプト。1千億円といわれる日本の祝い花市場のうち、300億円を障がい者の仕事にしたい。